【2年使用レビュー】Paraboot シャンボードのサイズ感・経年変化・コーデ徹底解説

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シャンボードを正面から見た写真

革靴好きなら一度は名前を聞いたことがあるであろう、Paraboot(パラブーツ)の定番モデル「シャンボード」。

今回は、実際に2年間プライベート、ビジネスとハードに履き続けている筆者の視点から、サイズ感や経年変化、コーディネート例まで、購入前に気になるポイントをすべてレビューしたいと思います。


目次

Paraboot「シャンボード」とは?定番モデルの魅力

Parabootはフランス生まれの老舗シューズブランドです。

シャンボードはその中でも特に日本で絶大な人気を誇るUチップモデルで、カジュアルはもちろんのこと、ビジネスでも使える万能選手だと私は思います。

ノルウィージャン製法による堅牢な作りと無骨なデザイン

シャンボードのノルウィージャン製法が分かる写真
アッパーとソールを2重のステッチで縫い付ける製法で、コバの太いステッチが特徴的

ぽってりシルエットとU字モカシンラバーソールで適度なカジュアル感

シャンボードのUチップ部分の写真
拝みモカと呼ばれるモカ部分をつまんでUチップを縫う製法

厚みのあるリスレザーで、雨に強くタフ

リスレザーは、非常に多くのオイルを含ませた牛革で、撥水性、耐久性に優れています。ちなみに動物のリスの革ではなく、牛革です。リスはフランス語でスムースレザーを意味しています。

この撥水性が優れモノで、雨の日でもガシガシ履ける貴重なドレスシューズです。

ちなみに1週間のアメリカ出張に2度、イギリスへの出張に1度と海外出張の機会が割とありますが、いつも選ぶ相棒はこの靴です。

✔️ 購入の決め手:ビジネス用途では適度にカジュアルに、プライベート用途では適度にドレス感を出してくれる革靴を探していました。

いつでも気軽に履けて、且つ長く愛せる革靴を探していたタイミングで、シャンボードに強く惹かれました。


Paraboot シャンボードのエイジング(経年変化)2年経過後のレビュー

2年履いた現在、革の表情がだいぶ出てきて、エイジングの魅力が存分に感じられる状態になっています。

履き皺の入り方

シャンボードのシワの入り方が分かる写真
特に気を使わずに履いてますが、まずまず良いシワの入り方じゃないでしょうか

甲部分に自然なシワが入り、程よく柔らかい風合いになりました。あまり気にせずガシガシ履きたかったので、シワ入れの儀も行っていません。

シャンボードの定番の悩みであるUチップのモカ割れが1年ほどで出ましたが、これも風合いなので全く気にしていません。

革の艶感

シャンボードの艶感が分かる写真
ワックスは使用せず、クリームとブラッシングのみの簡単ケアです

購入当初はサラっとした表面の艶感ですが、履き続けてメンテナンスをしっかりすると、柔らかな風合いとしっとりした艶が出てきます。

私は圧倒的に購入当初よりも今の風合いの方が好み。ギラギラのシャンボードは好みでないので、ワックスは使いません。

アウトソールの減り

2年間かなりハードに履いています。ビジネス、プライベート用途で週3くらい、出張があると1週間連続で履き続けるなど、あまり靴には宜しくない履き方もすることがありますが、かかとのゴム部分にやや削れがある程度です。

シャンボードはラバーソールの張替えもできるのですが、まだしばらくはこのままで問題なさそうです。


Paraboot シャンボードのサイズ感|スニーカー比較で解説

革靴はサイズ選びが難しいです。私が普段履いているスニーカーとの比較から、最適サイズの選び方のご参考になればと思います。

  • New Balance(990V5):26.0cmを着用(ジャスト〜ちょいゆとりあり)
  • ASICS(GEL-Nimbus):26.0cmを着用(ジャストサイズ)
  • Paraboot シャンボード:UK6(24.5cm相当)を選択

スニーカーもデカ履きしているわけではなく、ジャストサイズで着用しています。シャンボードは履き始めはやや窮屈に感じましたが、今では靴下込みで快適に履けています。

シャンボードの羽根の閉じ具合が分かる写真
甲が高い作りのため、紐を強めに結ぶと羽根は閉じてしまう

シャンボードは甲が高いので、スニーカーより1.0〜1.5小さいサイズが目安になります。サイズ感は要注意!

実際UK6で甲にはまだ余裕がある(羽根が閉じる)のですが、これ以上サイズを落とすとつま先が干渉してしまうため、私はこのサイズです。

甲が高い人の方が格好良く履ける靴ではあると思います。


Paraboot シャンボードのコーディネート実例|着こなし術

2年間でさまざまなスタイルに合わせてきましたが、特に感じたのはコーディネートを選ばない懐の深さ、万能さです(画像をタップすると拡大できます)。

  • カジュアル:チノパン・デニムに合わせると足元が引き締まる
  • スマートカジュアル:スラックスやウール素材のワイドパンツなど、キレイ目なパンツでも程よい抜け感
  • ぽってりしてトゥー部分も長くないため、低身長体型でも靴が悪目立ちしない、厚めのラバーソールで身長も盛れるのが◎

✔️ おすすめポイント:30~40代の方であれば、特にスニーカーだとカジュアル過ぎるようなコーディネートの時に、足元をシャンボードで引き締めることで全体がまとまります。

ちなみにCornierのウールワイドパンツ(上の写真でも着用)は相性抜群です。


メンテナンス|長く履くために

2年間、特別なメンテナンスをしてきたわけではありませんが、基本的なケアを心がけるだけで状態は良好に保てています。

  • 日常ケア:帰宅後にブラッシング+月1回程度リムーバーとクリーム、ブラッシング
  • 雨天時:帰宅後に乾いた布で水滴を拭いて風通しの良い場所で保管
  • 保管方法:シューツリーを使用
  • スペシャルケア:半年に1度くらいの頻度で、グリースを塗り込むことで撥水性の維持と保湿

よくある質問(FAQ)

雨の日でも本当に履けますか?

問題ありません。雨の日はむしろ積極的に履いています。

リスレザーはオイルを含んでいるため、多少の雨は弾いてくれます。

ただ、マロンやカフェなどの茶色系だと染みになる可能性もありちょっと注意した方が良いかもです。

ビジネスシーンでも使えますか?

ドレスコードの厳しくない職場なら大丈夫です。

スーツというより、ジャケパンくらいのビジネスカジュアルの方がオススメ。

修理は可能ですか?長く履けますか?

ソール交換・アッパー補修など修理が可能なので、長く愛着を持って履けるはずです!

特に厚いラバーソールなのでソール交換の頻度もかなり低いです。

シャンボードってダサくないですか?

Googleの予測検索にも「シャンボード ダサい」と出てきますが、全くダサくないです。この靴をダサくできるとしたら、よっぽどコーディネートが酷いのでしょう・・・。

大抵のコーディネートには合う懐の深い靴なので、安心して愛用してください。


まとめ|シャンボードは「育てる楽しさ」がある一足

Parabootの「シャンボード」をご紹介しました。履き込むほどに足に馴染み、革の表情も深まる、まさに長い時間を共にする相棒のような靴です。

  • 高い耐久性と修理可能な作り
  • 雨に強く、タフに使える素材
  • ビジネス〜カジュアルまで幅広く使える汎用性

一見高価に思える価格(特に年々高くなっている・・・)も、2年使ってみて「全く高くない買い物だった」と実感しています。

ほとんどのメジャーなレザーシューズブランドが年々価格が上がり続けていることもあり、まだお持ちでない方は早めにご購入されることをお勧めします。

それでは、また。

シャンボードを正面から見た写真

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