「スマホのカメラも十分綺麗なんだけど、もう少し写真を楽しみたい」。
そんな気持ちから、初めてのミラーレスカメラとしてFujifilm X-M5を購入し、出張兼旅行で10日間、日常利用で1ヶ月ほど使用しています。
先にお伝えしておくと、私はカメラの専門家でもなく、完全にカメラ初心者です。それでもX-M5を実際に使ってみると、スマートフォンのカメラとは違う「写真を撮る楽しさ」を強く感じました。
この記事では、カメラ初心者の視点から、X-M5を使って感じた魅力や気になった点を、実際の作例とともに紹介していきたいと思います。
Fujifilm X-M5を選んだ理由

カメラ選びは正直すごく悩みました。Youtubeも相当見ましたし、レビュー記事もたくさん見ました。ただ、結論として私がカメラを選ぶときに重視したのは、「スペック」よりも「日常で持ち歩けるかどうか」でした。
その点でX-M5はサイズとデザイン、撮れるであろう写真のバランスがとても良く、普段の生活のなかでも持ち歩けるだろうと考えました。
小型ミラーレスで持ち歩きやすい
実は10年ほど前に一眼レフに挑戦して挫折した経験があります。子供の運動会、入学式など、一大イベントには登板の機会がありましたが、サイズの大きさから気軽に使うことは困難。出掛けるときに「今日は持っていくか、、、」という強い意志が必要でした。
普段のお出かけでのスナップ撮影には向かず、スマホのカメラの画質やズーム機能の強化とともに使うことも無くなりメルカリ行きを果たしました。
X-M5はミラーレスカメラのなかでもトップクラスに小さく、パンケーキレンズなら上着のポケットにも入ります。コンデジではRICOH GR IIIも検討したのですが、運動会ではレンズを変えてズームで撮りたいよな、、、など様々な撮影シーンで使いたいことも踏まえ、ミラーレス且つトップクラスにコンパクトなX-M5が候補となりました。
デザインの良さ

クラシカルなデザインがめちゃくちゃ刺さりました!個人的にはカラーはシルバー一択。

天面?に配置されたダイヤルもシンメトリーに配置されていてオシャレ。
金属パーツを使っている他シリーズに比べると安っぽいというレビューも結構あるのですが、カメラ初心者目線だと全く気にならない。むしろプラスチックゆえなのか、本体の軽さに対する驚きの方が大きかったです。
富士フィルムの色味

カメラに興味を持ってからXで作例などを漁っていましたが、惹かれた写真の多くが富士フィルムのものでした。「エモい」という言葉が適切なのかは分からないけど、ちょっとした切なさ、ノスタルジーを感じるような、ずっと見ていたくなる魅力があります。
別に写真の技術を上げたいわけではないし、RAW現像をバリバリにやりたいわけでもない。気軽に街角でカメラを構えて、JPEG撮って出しで十分に楽しめる。そんな写真が撮りたくて、Fujifilm X-M5を選びました。
実際に使ってみて感じた良かったところ
やっぱりサイズの小ささは正義

購入後間もなく、仕事でのフランス・イギリス滞在にX-M5を持っていきました。
防犯上バックパックなども持たず、手ぶらで街を歩く機会が多かったのですが、パンケーキレンズとの組み合わせなら上着のポケットに入ってしまうこのサイズ感は、旅で使うのに圧倒的に便利でした。
当時はまだカメラストラップすら準備できていない環境でしたが、晩御飯を食べに街へ出るのにもカメラをさっと持ち出せるのは、一眼レフにトライしたときには考えられない身軽さでした。
ちなみに今はピークデザインのロープストラップを使用してます。オシャレで着脱もしやすいので便利。
写真の色が想像していた通り素敵

スマホの画質も向上しているなか、カメラを敢えて買う必要があるのか?という疑問もありましたが、やはり大正解。特に印象的なのは色の表現です。スマホのカメラのように強調された色味のような不自然さもなく、とても自然。
フィルムシミュレーションが楽しく、種類によってはフィルム写真のような雰囲気を気軽に楽しめます。私のような「RAW現像なんて面倒!撮った瞬間に完成しているのがいいんじゃ!」という初心者にはめちゃくちゃ良い機能だと思います。
フィルムシミュレーションのダイヤルが天面にあるのも良いですね。撮影するシーンに応じてコントラストを強くしたい、とか、ノスタルジーな雰囲気にしたい、とかを想像しながら即写真に反映できる、すごく良い機能だと思います。
写真を撮る行為が楽しい
これが一番重要だと思います。サイズの小ささゆえの持ち出すモチベーション、撮れる写真の良さ、これらが相まって、写真を撮ることがとても楽しくなりました。
今までに何度も子供と通った公園の遊具、近所の海、今までは何とも思わず通り過ぎた景色も、何でも写真に収めたくなります。
休日の外出が楽しみになった、というのが最大の良かった点です。
実際に使ってみて感じたデメリット
正直デメリットというほどではないです。ただ、買って、使ってみて初めて分かったことをお伝えします。
グリップは確かに少し浅い
グリップが浅いというレビューは結構ありました。ただ、カメラ初心者の私には浅いも深いも良くわかりませんでした。ただ、使ってみて初心者ながら「確かに浅い」と分かります。

グリップ感が弱く、片手での撮影は正直厳しい。私はレビューを踏まえ、「サムグリップ」をあらかじめ用意していました。これがあるだけで片手撮影がめちゃくちゃはかどります。
ただし、「Q」ボタンへのアクセスが絶望的になるので、そこだけは覚悟が必要。
ビューファインダーが無い
正直私にとっては何らデメリットではないけど、注意すべき点として挙げておきます。
いいカメラってファインダー覗いて撮るもんだよね!という方はそもそもX-M5を検討すらしないでしょう。
私にとっては、写真を撮る=スマホのディスプレイを観ながら撮る、なので何の違和感もありません。
レンズ沼には注意が必要

私は持ち運びのしやすさを重視し、パンケーキレンズである「XF 23mm F2.8 R WR」を購入しました。

併せて、キットレンズの「XC 15-45mm 1:3.5-5.6 OIS PZ」も持っています。
普段使いにはXF 23mm F2.8 R WRが気楽で良いし、ズームを使いたいときはXC 15-45mm 1:3.5-5.6 OIS PZで完ぺきな布陣!!と思っていたのですが・・・。
もっと大きくボケを表現したい!とか、もっとズームで寄りたい!とか色んなわがままが出てくるものです。
結局スマホよりは気軽ではない

どんなに軽い!小さい!といっても、普段Mustで持ち歩くスマホに比べれば、一つ追加で持ち運ぶ必要があるものが増える、ということは紛れもない事実です。
身軽さ最重視なのであれば、コンデジを選ぶ、またはカメラ性能の高いスマホを選ぶ、ということも十分選択肢ですよ、というのは考えても良いと思います。
スマホカメラとの違い
私は普段Nothing Phone (3)を使っています。
正直、カメラ初心者の私には技術的に何が違うのか、を語ることは出来ません。
ただ、素人ながらも雰囲気のあるいい写真が撮れる、違和感のないボケ感を表現できるという点はX-M5を買って本当に良かったと思います。是非この後の作例をご覧いただければと思います。
X-M5の作例
レンズはXF 23mm F2.8 R WR、全てJPEG撮って出しで加工等はしていません。フィルムシミュレーションはシーンに応じて使い分けしています。
日中作例





パリ、ロンドン滞在中は大半が曇天でした。X-M5が写す色味はそんな少し薄暗い雰囲気の街並みにめちゃくちゃ映える。

公園で。ノスタルジーさを感じる色味が気に入っています。

フィルムシミュレーションを変えれば忠実な色味の再現ももちろんできます。




モノクロの写真もめちゃ良い。
普段モノクロのフィルター加工とかしなかったけど、X-M5を使い始めてからこのシーンはモノクロで撮りたいな、と思うことが結構増えました。
夜の作例





技術的に素人なので、夜はAutoモードでお任せ。スマホのカメラでよくある変な色味の補正がないので、暗い部分と明るい部分がきれいに表現できてるかな、とか思います。

こんな手ブレもご愛嬌。
室内の作例








室内も基本的にAutoモードで気軽に撮影してます。
明暗の表現というか、奥行き感というか、上手く伝えられないけど好きです。
X-M5はどんな人におすすめ?
カメラ素人の1台目にX-M5を選んだ私としては、こんな方には是非とも試してみてもらいたいなと思います。
- 初めてのミラーレス一眼を試してみたい人
- レンズ交換はしたい、けどコンデジのような気軽さも欲しいという人
- フジフィルムの色味が好きだけど、まずはリーズナブルに始めたいという人
- ビューファインダーは不要、という人
まとめ:X-M5は「写真を撮る」が楽しくなるカメラ

Fujifilm X-M5は、スペックを追求するカメラというよりも、写真を撮る楽しさを感じさせてくれるカメラだと思います。
スマートフォンのカメラに満足している人でも、「もう少し写真を楽しんでみたい」とか、趣味としてカジュアルに楽しんでみたい、と感じているなら、最初の一台としてとても魅力的な選択肢だと思います。
それでは、また。












