今回は自己紹介も兼ねて、私が地方企業から外資系IT企業に転職した経緯を振り返ります。
単なる転職ストーリーにとどまらず、30代での転職に迷っている方や、キャリアの方向性に悩んでいる方に向けて、以下のようなヒントを持ち帰っていただける内容にしました。
2度の転職で400万円ほどの給与アップを達成した、至って平凡な経歴だった私の実体験をお伝えしていきます。
このブログで伝えたいこと
- 30代で転職するべきか悩んだときの判断軸
- 外資への転職を成功させるために必要な準備
- 外資で働くって実際どうなの?というリアル
- 給与や働き方の「本当のところ」


私のキャリアと転職の経緯
学生時代〜地元企業に就職
私は地方のごく一般的な家庭に生まれ、いわゆる「MARCH」と呼ばれる大学を卒業しました。就職は実家から通える地元の大手企業に決定。地元では「勝ち組」扱いされるような安定した選択でした。
とはいえ特別優秀な成績でもなく、就活でも目立った実績はありません。家庭の事情で東京での就職を断念した、いわゆる”堅実な選択”をした人間です。
営業から本部へ、そしてターニングポイントへ
地元企業では10年以上在籍し、最初は営業職でした。目立つ成果があったわけではありませんが、特定商材の販売成績が評価され、本部へ異動。この異動が最初のターニングポイントになります。
本部では新規事業領域に関わる中で「デジタルマーケティング」の必要性を強く感じ、自腹で勉強&資格取得。MAツールやWeb広告運用、Webサイト改善などを担当するようになり、業務の幅が一気に広がりました。
この実務経験が、のちに外資転職の決定打になります。
キャリアの壁と外資への挑戦
外資ITベンダーへの転職
そんな中、以前から付き合いのあった外資IT企業に声をかけていただき、転職。年収は大幅アップ。いわゆる「OTE(On-Target Earnings)」という外資特有の給与制度で、成果に応じた報酬を得る働き方が始まりました。
その後、3年弱勤めた後に更なる待遇アップのために2度目の転職をし、現在に至っています。
給与は?働き方は?外資のリアル
給与や福利厚生は非常に良かったですが、その分プレッシャーも強烈。研修も最小限で、即戦力として放り込まれる文化には慣れるまで苦労しました。
とはいえ、自分の頑張りがダイレクトに報酬に反映されるのはやりがいがあります。成果を出せば数百万円単位のインセンティブが振り込まれることも。
転職すべき?迷ったときの判断軸
外資に限らず、転職には「勢い」よりも「準備」が重要です。以下のような方は、少し立ち止まって考えることをおすすめします。
転職を急がないほうがいい人の特徴
- 「どこでもいい」転職をしようとしている
- 志望企業に対して、どんな価値を提供できるか語れない
- 明確なキャリアプランがない状態で求人に応募している
特に外資は「なぜこの企業でこの職種をやりたいのか?」をかなり重視します。勢いだけの転職では、選考を通ることも難しいです。
前向きな転職をするためにすべきこと
中長期でやっておきたいこと
- 業界内で希少価値のあるスキルを身につける(例:マーケ、クラウド、AIなど)
- 今の職場で成果を出す(転職時に即戦力と評価される)
- 転職エージェントや業界関係者とつながっておく
私の場合、1社目は知人の紹介(リファラル)、2社目はエージェント経由でした。外資では特に、エージェントやLinkedInでの繋がりが転職成功のカギになります。
外資あるあると注意点
給与水準は高め。だが成果報酬制のため安定感は薄い
悲しいかな、6月と12月のボーナスシーズンは他人事になります・・・。
さらに、売れた年と売れなかった年の年収の差が結構エグいことになります。
成績が厳しい時期は家族からの視線が冷たくなること間違いなし。
勤続年数が短くなりがちで、日本企業には敬遠されがち
外資に勤め始めると、転職を重ねて年収を上げていくことが基本的な昇給の方法になります(若しくはマネージャーなど昇格)。
キャリアアップの転職であっても、日本企業からは避けられやすいので、どうしても外資⇒外資の転職が多くなります。
ローン審査が通りにくくなるので、家の購入は転職前が◎
日本法人の立ち上げ期なんかの外資企業に行くと顕著です。資本金は少ないは、勤続年数は少ないはでローンがマジで通りにくくなります。
大きなローンを組む場合は、転職前に済ませておいた方が良いですよ。
退職金は基本なし。RSUやESPPなど株式報酬が主流
国内の企業1社に勤め続ける最大のメリットだと思いますが、外資に行ったら最後諦めましょう。
株式報酬で蓄えるのが吉です。
まとめ:自分の可能性を信じて、動く
私は「地元企業でこのまま過ごすか、思い切って外の世界へ出るか」で悩み、後者を選びました。
地方出身、平凡な経歴でも、自分を磨き、チャンスを逃さなければ、キャリアの可能性は確実に広がります。特に今は、リモートワークや副業など、柔軟な働き方が認められる時代です。
自分で動かなければ何も変わりません。ぜひ、自分自身の選択肢を信じて、一歩踏み出してみてください。
それでは、また。

