これまでSOUNDPEATSのイヤフォンはAir5 Pro+、H3と上位モデルをレビューしてきましたが、今回はAirシリーズの最新モデル「SOUNDPEATS Air6 Pro」です。実はこの記事を書いている時点(2026年8月23日現在)では未発売。発売に先駆けて半月ほど試してみたうえでのレビューになります。
「ちゃんと音で選ぶなら、SOUNDPEATS Air6 Pro」というコンセプトのもと開発された、Airシリーズの最新モデル。すでにレビュー済みの「Air5 Pro+」、別シリーズの「H3」という2大フラッグシップとどう違うのか、それぞれ実機で聴き比べてみたうえで比較していきます。
Air5Pro+、H3のレビュー記事はこちら


まずは結論 ―Airシリーズの正統進化で音も良く機能も全部入り、今SOUNDPEATSで買うならこれだろう

- Airシリーズの正統進化。音質と最新機能を両立した良機
- Airシリーズ初のDolby Audioを搭載!
- ワイヤレス充電対応、装着検知搭載、Bluetooth6.0など最新スペック全部盛り
- 再生時間、急速充電など電池周りのスペックが大きく向上
- ケース、本体ともに見た目がシンプル、没個性的ではあり、高級感は無い
- ANCは全体として優秀だけど、高音の処理は少し苦手
- タッチ操作の感度が高く誤タッチは多め
SOUNDPEATS Air6 Proの外観・付属品

同梱物は、USB Type-C充電ケーブル、日本語取扱説明書、アプリ説明書、イヤーピース(XS/S/M/L/XL)、ピーツくんのステッカーといういつもの構成。
Air5 Pro+・H3同様、イヤーピースが複数サイズ用意されているのはSOUNDPEATSらしく、フィット感を細かく追い込みたい人には嬉しいポイントです。

ケースの質感はどシンプル。SOUNDPEATSのロゴが変わりましたね。丸っこいフォントになっていて可愛らしい印象になりました。デザインは至って一般的で、特徴となるようなポイントは無し。

Air5 pro+と比較すると、本体のデザインもシンプル。Air5 Pro+の方がぱっと見高級感のある質感ではあります。また、Air5 Pro+と比べるとスティック部分が少し短くなったように見えますね。
装着感をチェック

片耳4.5gという軽量設計で、長時間の装着でも耳への負担は少ない印象です。シンプルだけどデザインとしてはミニマルで、これはこれで良いですね。

SOUNDPEATS Air5 Pro+に比べるとやはりスティック部分が短くなってるように見えます。Air5 Pro+は単体で見ると高級感があるけど、装着時の雰囲気はAir6 Proのほうが好みかも。
装着検知機能に対応
ちなみにAir6 Proは装着検知にも対応しているため、耳から外すと自動で再生を停止させることができます。これは最新機種なら付いているべき機能なので、普通に嬉しいですね。
ただ、装着検知って片方だけ一瞬イヤフォンを外したりした際にも毎度再生が止まって、意外と煩わしいシーンあり。アプリで機能のオンオフが選べるのは偉いです。
タッチ操作
他モデルと同様、Air6 Proもタッチ操作で音量、ANC、曲送りなどをコントロールします。Air6 Proのタッチセンサーはかなり感度良好。イヤフォンを外そうと触ったらタッチ操作が反応してしまうなど、感度が良い故の誤操作も結構あります。
Air6 Proに限った話ではないですが、基本的に私は誤操作が多いタッチ操作が苦手で、物理ボタン派ではあります。
Masaサイズ感が良く、軽いのもありこの3機種のなかではAir6 Proが一番装着感は好みですよ。
SOUNDPEATS Air6 Proの音質レビュー
Air6 Proの目玉は、新しいチューニングである「Air Series Tuning Gen2」らしいです。ボーカルの自然な質感や、楽器の分離感を重視した設計とのこと。実際にいろんな楽曲を聴いてみた印象を整理します。
ボーカル
静かな曲でのボーカルの息遣い、質感が丁寧に描写されていてすごく良いですね。アコースティックギターメインの楽曲やバラッドなど、ボーカルを聴かせる系の曲との相性はめちゃくちゃ良くて、しっとりと聴かせる音です。
一方、King Gnuの楽曲のような、ノイジーで音数多めの楽曲になるとボーカルがちょい埋もれる印象で、全体的に少しぼやけて聴こえるように感じるのが惜しい。
楽曲次第ではあるのですが、個人的には女性ボーカルの方が音数が増えても埋もれずに気持ちよく聴ける傾向にありました。
低域
流石のSOUNDPEATSという感じで好印象。キレのある気持ちのよい低音です。「SOUNDPEATS」アプリ※の設定で「ダイナミック低音」を選択すると更に迫力の低音に、、、かと思ったのだけど、正直あまり変化は感じず。
とは言え、やはりSOUNDPEATSの低音は良いですね、私の好きなジャンルであるEDMなんかは特にすごく気持ちよく聴けます。
※SOUNDPEATSには現在「SOUNDPEATS」アプリと、「PeatsAudio」アプリの2種類が存在します。確認したところ、現時点SOUNDPEATSアプリのみダイナミック低音の機能を提供していそう。基本的にはSOUNDPEATSアプリの利用が推奨ですかね。
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高域・分離感
嫌に刺さったりせず気持ちよく聴ける高音域。全体のバランスの取り方が良く、非常に上手いチューニングだと思います。
ただ、前述の通り音数が増えてきた時の分離感はAir6 Pro+、別シリーズのH3に軍配が上がりますね。
Dolby Audio
SOUNDPEATSとしてはイヤーカフ型イヤフォンのClip1で初めて搭載したDolby Audio。今回Airシリーズの最新作であるSOUNDPEATS Air6 Proにも搭載されました!
Dolby Audioをオンにすると、音の迫力や広がりは明らかに増します。ただ、合う楽曲と合わない楽曲が結構ハッキリ分かれる印象です。合わない楽曲はボワつきが強調されてしまうので、デフォルトでオンにしてると、楽曲に依ってはこのイヤフォンなんか微妙、、、という印象になってしまうかも。
まずはDolby Audioはオフで、じっくりデフォルトの音を楽しんでみてから試すことをオススメします。
ANC性能・外音取り込み
最大-58dBのAdaptive ANCということで、私がこれまで使ってきたAir5 Pro+、H3の-55dBを上回るスペックです。使ってみた感想としては、自動適応ノイズキャンセリングがとっても優秀。室内、屋外、屋外交通等選べますが、基本的に自動適応を選んでおけば大丈夫です。
ただ、これは以前のモデルでも指摘しましたが、高音のノイズ処理は甘めです。
一方、外音取り込みでの高音処理は改善してます!Air5 Pro+は外音取り込みの際、爪を切ったりなどの高音が強調されて耳に刺さり不快だったのですが、ここは明確に良くなりました。
バッテリー
Air6 Proは本体のみ最大12時間、ケース込みで最大52時間というなかなか良好な数値です。当ブログでレビュー済みの2機種と比べると、以下のようになります。
| 項目 | Air6 Pro | Air5 Pro+ | H3 |
|---|---|---|---|
| 本体のみ再生時間 | 最大12時間 | 最大6時間 | 最大7時間 |
| ケース込み再生時間 | 最大52時間 | 最大30時間 | 最大37時間 |
| 急速充電 | 10分→4時間 | 10分→2時間 | 10分→2時間 |
仕事柄長時間WEB会議をするため、個人的に超重要ポイントである本体再生時間。Air6 Proは比較している3機種で最も長く、Air5 Pro+で課題になっていた再生時間の短さというネックが改善されているのはめちゃくちゃ良い進化です。
急速充電の速さも素晴らしく、仕事にプライベートにとハードに使えるスペックになったと思います!
Masa実際に使っていてもこのバッテリー周りの進化の恩恵はしっかりと実感できます。イヤフォンはバッテリー超重要。
SOUNDPEATSの他機種との比較(Air6 Pro / Air5 Pro+ / H3)

当ブログでレビュー済みであるSOUNDPEATSの2大フラッグシップ、Air5 Pro+、H3とスペック面を比較してみます。
| 項目 | Air6 Pro | Air5 Pro+ | H3 |
|---|---|---|---|
| ドライバー構成 | 11mmダイナミック(PU+PMI複合振動板) | MEMS「Cowell」+10mmダイナミック(デュアル銅線、PU+PEEK) | 12mmダイナミック(PU+ウール)×1 + BA×2(1DD+2BA) |
| パワーアンプ | ー | Class-Hアンプ(XAA-Aptos) | ー |
| ANC性能 | 最大-58dB | 最大-55dB | 最大-55dB |
| 対応コーデック | SBC/ AAC/ LC3/ LDAC/ aptX/ aptX Adaptive/ aptX Lossless | SBC / AAC / LC3 / LDAC / aptX / aptX Adaptive/ aptX Lossless | SBC / AAC / LDAC / aptX / aptX Adaptive / aptX Lossless |
| Snapdragon Sound | 対応 | 対応 | 対応 |
| LE Audio | 対応 | 対応 | 非対応 |
| Bluetooth | 6.0 | 5.4(チップ:QCC3091) | 5.4(チップ:QCC3091) |
| 本体のみ再生時間 | 12時間 | 約6時間(ANCオン時は約3時間) | 最大7時間 |
| ケース込み再生時間 | 最大52時間 | 約30時間 | 最大37時間 |
| 急速充電 | 10分→4時間 | 10分→2時間 | 10分→2時間 |
| 充電方式 | ワイヤレス充電/USB-C | USB-C | USB-C |
| 重量(片耳) | 4.5g | 5g | 約6g |
| 重量(ケース込み) | 51.95g | 51.11g | 約53g |
| 防水性能 | IPX5 | IPX4 | IPX5 |
| ゲームモード | 対応 | 対応 | 対応 |
| マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 |
| 装着検知 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
| 通話ノイズ処理 | CVC | SOUND+ | CVC |
| 価格(記事執筆時点) | 12,380円 | 15,380円 | 15,580円 |
こうして並べると、Air6 Proは前2機種より安価でありながら、ANC性能(-58dB)、本体再生時間(12時間)、Bluetoothバージョン(6.0)、急速充電・ワイヤレス充電・装着検知など機能面で他2機種を上回っている、全部入りのポジションです。
Airシリーズは基本的に「最新要素を盛りこんだ万能型」という印象。一方でH3は「音質一点突破のフラッグシップ」という位置づけになりそう。
Air6 Pro+、H3ともに音質が好きでお気に入りのイヤフォンではあったのですが、今買うなら総合力でAir6 Proが良いでしょうね。
SOUNDPEATS Air6 Proはこんな人におすすめ
- 音質、普段使いの利便性を両立したい方
- ワイヤレス充電の優先度が高い方
- 外出中にもノイキャンをフル活用して長時間音楽を聴きたい方
- 音の分離感よりも全体のバランス感を重視する方
SOUNDPEATS Air6 Proのレビューまとめ

全体を通してAirシリーズの最新機種にふさわしい、音質と機能性を両立したイヤフォンです。
何よりも再生時間や急速充電の改善により、一層普段使いしやすくなったのが素晴らしい。
音質だけで言うとSOUNDPEATS H3と好みが分かれる部分。フラグシップだけあってH3の高い解像度とドライな質感も魅力的。とは言えH3は発売からある程度時間も経っており、総合力はAir6 Proに軍配が上がると思います。
満足度はとても高い機種だと思いますので、比較的手頃な価格で音質、機能どちらも満足できるイヤフォンをお探しの方は是非ご検討してみてはいかがでしょうか。
それでは、また。












