Nothing社から日本でも正式にPhone(3a)の販売が開始しました。4月15日より順次出荷予定とのこと。
今回色々と調べた結果、私は購入の見送りを決定しました。
ただ、まだNothing社のスマートフォンを使っていない方々、若しくはPhone(2a)のユーザーには検討する価値が大いにあるスマートフォンだと思います。
そもそも私はNothing社のプロダクトが好きです
私は現在もNothing社のPhone(2)、ear(2)を保有、メイン利用しています。
Nothing社のプロダクトデザイン、1985年生まれの私にとってはすごくロマンがあります。iMacとか、MDのカセットとか、私の青春時代はスケルトン絶頂期だった気がします。
iPhoneもAndroidの各種メーカーが出しているプロダクトも、デザインが画一的になっているなかで、Nothing社の製品は一線を画している印象です。
スマートフォンの背面が光るGryph Interfaceとか、正直そこまで有効な使い方は私自身できていないのですが、それでもいいんです。だって恰好良いじゃない。
そんなわけで、最新プロダクトに惹かれつつも、Phone(2)からPhone(3a)へ切り替えることが現実的にメリットがあるか検討しました。


画像はPhone(2)のもの。改めて美しいデザイン。もっとハイスペックなスマートフォンはたくさんあるけれど、このデザインだけで持つ価値あり。
Phone(2)とPhone(3a)のスペック比較
スペック項目 | Phone(2) | Phone(3a) |
チップセット | Snapdragon 8+ Gen 1 | Snapdragon 7s Gen 3 |
RAM | 8GB/12GB | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.55インチ OLED | 6.77インチ AMOLED |
解像度 | 1080 x 2400 | 2392 x 1080 |
最大輝度 | 3000nits | 1600nits |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz |
メインカメラ | 50MP + 50MP | 50MP + 50MP+ 8MP |
インカメラ | 32MP | 32MP |
バッテリー容量 | 4500mAh | 5000mAh |
Phone(2)は当時のフラグシップモデル、Phone(3a)は廉価版なので単純な比較は難しいですが、スペック比較をしてみました。
ここに記載以外の重要な点として、Phone(3a)はおさいふケータイに対応しています!実際私もPhone(2)にして後悔していることは、おさいふケータイ非対応なこと、、、モバイルSuicaが使えないのは少し不便なのは間違いない。
スマートウォッチとか使っていればカバーできるのですが、機械式時計を使いたいのでここは妥協点。

https://jp.nothing.tech/pages/phone-3a

相変わらずのスケルトンデザインで、前世代の廉価モデルPhone(2a)とそんなに見た目の違いはなさそう。ただ、特殊ポリカーボネート製から強化ガラスに変わったようなので、透明度が高くより洗練されたデザインになってるかも。ちなみにPhone(2)も強化ガラスでした。
ディスプレイ
Phone(2)はOLED、Phone(3a)はAMOLEDで、リフレッシュレートはともに最大120Hzで同じレベルかなと思います。
一方、最大輝度はPhone(3a)が優秀。日中の出先でスマートフォンを見るときの視認性はかなり優れています。
ただ、現状のPhone(2)でも出先で画面が見えにくくて困ったシーンは特にないです。なので、スペック上は差があるものの、私個人としてはPhone(3a)を選ぶ理由にはなりませんでした。
カメラ性能
ここが判断の難しいポイントになるかと思います。
Phone(3a)は超広角/メイン/望遠の3眼レンズ且つ光学ズームに対応。対してPhone(2)は2眼、デジタルズームになります。
特にデジタルズームは画質の劣化が大きく、遠くから撮影せざるを得ない環境ではPhone(3a)に軍配が上がると思います(子供の行事の写真撮影とかね)。
日本では未発表のPhone(3a) Proは更にカメラスペック(だけ)クラスアップしますが、そちらも気にはなります。
子供の行事に参加する機会は減ってきたとはいえ、カメラ性能は高いに越したことはないので、この点でPhone(3a)は魅力的ではありました。





といってもPhone(2)も十分カメラは綺麗なんだけどね。
ゲーミング性能
私は最終的にこれが理由でPhone(3a)の購入を見送ることにしました。
そこそもスマートフォンでゲームをやる私は、ゲーミング性能が落ちることは避けたかったのです。当時のフラグシップのPhone(2)でも、『ドールズフロントライン2 エクシリウム』とかは結構カクつきます。
まぁフラグシップとは言えミドルレンジのスマートフォンなので贅沢なことは言いませんが、Phone(2)と比較したチップセットの差は結構大きいと想像しています。
実際の購入レビュー待ちな感じではありますが、即予約して購入!という判断には至りませんでした。

ただ、そこまで重いゲームをやらないユーザーであれば十分満足できるスペックは備えてます。
バッテリー容量
バッテリー容量は正義、多ければ多いほど良いです。正直ここは羨ましいのですが、満足しているPhone(2)から変えるに至るほどではないかな、と思います。
Essential Space
新しいモノ大好きな私としてはすごく試したくて悩んだ点・・・。
Essential Keyという側面に新しく配置されたボタンを押すと画面上のコンテンツをキャプチャできて、一緒にボイスメモでToDoなどを保存できるらしい。


正直今のところ便利な使い方が想像できないですが、Gryph Interfaceのようなユースケース不足にならずに活用の幅が広がる機能になると期待したいです。
私はPhone(3)を待つ。が、ミドルレンジスマートフォンのユーザーは検討の価値あり
とにかく美しいデザイン、ミドルレンジの中ではかなり高品質なカメラ、iPhoneユーザーにとっては羨ましいであろうリフレッシュレート120Hzなど、重いゲームをやらないユーザーにとっては十分検討の価値があるプロダクトなのは間違いないです。
今回はNothing社プロダクト同士の比較なので割愛していますが、UIも非常に洗練されています。ドットの文字やアイコン、アニメーションなども洗練された雰囲気があり、所有する満足度は高いです。


私の実際の画面。統一感のあるNothing独自のicon packやウィジェットなど、適当にセットしても良い感じの統一感ある見た目になります。
今までは公式サイトで予約するくらいしか選択肢がありませんでしたが、Phone(3a)は楽天モバイルが取り扱ってます!しかも国内ではブルーの取り扱いが楽天モバイルだけっぽい。


個人的にはグローバルでの発売前からブルーが最高に格好良いと思っていたので、購入するなら楽天モバイルがお勧めです。日本はまさかの公式サイトでもブルーの販売無し。
それではまた。