まずは結論
Anker Nano Charging Stationは「机上のケーブルを減らしたい人」にとって、非常に魅力的な選択です!
巻取り式のUSB-Cケーブルを本体左右に内蔵し、USB-C×3 / USB-A×1 / AC×3 という実用的なポート構成、更に単ポートでは最大100W給電が可能というパワフルな卓上充電器です!

- 単ポートで100W対応
- USB-C×3、USB-A×1、AC×3の同時接続
- デスクが圧倒的にすっきり!
- 見た目もミニマルでコンパクト、デスク上で邪魔にならない
- ハイスペックラップトップと複数デバイスの同時充電は給電不足になるかも


開封・付属品

箱の中身はシンプル。本体(巻取りケーブル2本が組込済み)、簡単なクイックガイド、保証書が入っていました。

外観・デザイン

ボディは角丸でデスク上に置いても主張しすぎないデザイン。想像よりも小さく軽いため驚きました。

このサイズ感なら普段は自宅デスクで使用しつつ、オフィスに出社してガッツリ働く時に持っていくという選択もできそうです。



正面にはLCD(給電表示/温度表示)の表示領域があります。

欲を言うなら、ここに常時表示の時計を出せると理想的でした。



側面にはUSBポート、背面にACコンセントが配置されています。カラーはブラックとホワイトの2色展開、私はデスク周りのアイテムとのバランスを考慮し、ホワイトを購入しました。
巻取り式USB-Cケーブルの感触
ケーブルの引き出しはスムーズで、約70cmほど伸ばせます。
戻しはワンアクションで吸い込まれる仕様で、コネクタ部は磁石で保持される構造になっていました。
Ankerの公開情報として、耐久試験(約18,000回以上の巻取りと折り曲げに耐えられる高耐久設計)もされており、日常運用で安心して使えそうです。
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | Anker Nano Charging Station (7-in-1, 100W, 巻取り式 USB-C ケーブル付属) |
サイズ | 約 121 × 73 × 53 mm |
重量 | 約 570g |
最大出力 | 合計最大 100W |
搭載ポート | USB-C ×3、USB-A ×1、ACコンセント ×3 |
USB-C ケーブル | 本体一体型(巻取り式)、最大 100W対応 |
出力仕様(USB-C単ポート) | 最大 100W(PD対応) |
出力仕様(USB-A単ポート) | 最大 12W |
合計ポート数 | 7ポート(USB-C ×3, USB-A ×1, AC ×3) |
給電性能
Anker公式ページのスペックは以下となっています。
出力単ポート利用時
USB-C1 / C2 / C3 : 5V ⎓ 3A / 9V ⎓ 3A / 12V ⎓ 3A / 15V ⎓ 3A / 20V ⎓ 5A (最大100W)
USB-A : 5V ⎓ 2.4A(最大12W)
2ポート利用時 (最大100W)
USB-C1 + USB-C2 / USB-C3 : 67W + 33W / 50W + 50W
USB-C2 + USB-C3 : 67W + 33W / 50W + 50W
USB-C1 / USB-C2 / USB-C3 + USB-A : 88W + 12W
3ポート利用時 (最大100W)
USB-C1 + USB-C2 + USB-C3 : 34W + 33W + 33W / 46W + 27W + 27W
USB-C1 + USB-C2 / USB-C3 + USB-A : 55W + 33W + 12W / 45W + 43W + 12W
USB-C2 + USB-C3 + USB-A : 33W + 55W +12W / 43W + 45W + 12W
4ポート利用時 (最大100W)
USB-C1 + USB-C2 + USB-C3 + USB-A : 30W + 28W + 30W + 12W
出典:Anker公式サイト
実際に複数デバイスを同時充電した結果は以下の通りです。
巻取りUSB-C(本体のUSB-C 1のみ)使用時

C1にはwindowsラップトップを接続。おおよそ50w前後となっていました。
巻取りUSB-C(本体のUSB-C 1とC3)使用時

追加で巻取りUSB-CのC3にスマホを接続。C1のラップトップのワット数はほぼ変わらず。追加したC3はおおよそ30w前後で充電されていました。
巻取りUSB-C(本体のUSB-C 1とC3)と外部USB-C(C2)接続時

更に追加で外部USB-CのC2にモバイル充電器を接続。C1のラップトップのワット数は約40w前後まで若干落ちました。
巻取りUSB-C(本体のUSB-C 1とC3)と外部USB-C(C2)、外部USB-A接続時

最終的に、外部USB-Aにイヤフォンの充電器を接続。C1のラップトップのワット数は約25w前後まで落ちました。
私のWindowsラップトップはすべてのポートを利用しても問題なく充電できました。
ただ、MacBookProなどのハイスペックPCだと、複数デバイスも同時に充電しようとすると、給電が不足すると思います。
発熱・冷却・安全性

Anker Nano Charging Stationは内部温度監視機能を備え、本体温度を表示できる機能があります。
複数同時充電していると本体が熱くなってくるので、定期的に温度をチェックできるこの機能は安心感があります。
実用上のメリット・デメリット
メリット

まず最大のメリットは、デスク上のケーブルが整理できること、しかも巻取り式で必要なときにケーブルを出せばよいため、使い勝手が抜群に良いです。
また、単ポートで100W対応なので、仕事で使うラップトップとその他デバイスを同時に充電できるのも魅力。
デメリット / 注意点
複数デバイスを同時に充電する場合、ハイスペックのラップトップ(MacBook Proなど)を使っている場合は給電不足になるかも。
私の場合テスト目的でラップトップを充電しましたが、基本ラップトップは充電するつもりないです。デスク周りのデバイスを充電するだけなら、あまりデメリットにならなそう。
どんな人におすすめか
ほぼ万人にお勧めできます!
強いて言うなら、デスク周りの配線を最小化したい人(可能な限りデスク周辺のケーブルの存在を消し去りたい人)には最適です。
特にPCでゲームをする方にとっては、キーボード、マウス、ゲーミングパッドなど、常に充電するわけではないけど定期的に充電が必要になるモノが多いと思います。
サッとコードを伸ばして充電を開始できるAnker Nano Charging Stationは、一度使ったら手放せないこと間違いなしです!
まとめ

Anker Nano Charging Stationは、デスクの見た目を整えることができるうえ、単体での高速給電や複数デバイスの同時充電を実現できる非常に優秀な製品です。
デスクにこだわりがある方には必須アイテムだと思うので、是非使ってみて頂きたいと思います。
それでは、また。

