ASICS(アシックス)の代表的ランニングシューズ、GEL-Kayano(ゲルカヤノ) と GEL-Nimbus(ゲルニンバス)。
2024年には Kith とのコラボスニーカーが同時リリースされ、ストリートでも大きな話題になりました。
今回はそのKithコラボの最新モデルであるKayano 12.1 と Nimbus 10.1 を実際に履き比べてレビューしていきます。
GEL-Nimbus10.1は以前レビューしたこちらの記事もご覧ください。

デザインの違い

ASICS GEL-Kayano 12.1

メタリックなパーツと流線型のパネルが未来的な雰囲気を感じます。

ボリュームのあるシルエットで存在感抜群ですが、フロントはメッシュのシンプルなデザイン。

ヒール部の大型サポートパーツが安定性を強調しています。

Kayano の無骨さは「ハイテク感」を出したいコーデにぴったり。Y2K やモード好きは特にハマります。
ASICS GEL-Nimbus 10.1

ブラックベースに蛍光グリーンの差し色が効いたスポーティーなデザインです。

メッシュとクロス状のパネルで軽快な印象に感じます。

Nimbusと比較してシンプルなヒール部です。

Nimbus は「抜け感」のある軽快さが魅力。デイリーなストリートスタイルに自然にハマります。
履き心地と機能性の特徴
ASICS GEL-Kayano 12.1
- ソール構造:FLUIDRIDE® フォーム+GEL クッションを搭載しています。
- ツーリング構造:GEL-Nimbus 17 のソール設計を流用。安定性を重視した構造です。
- 履き心地:内側への倒れ込み(プロネーション)を防ぎ、長時間でも安定感のあるサポート力を発揮。
- 履いた印象:しっかりしたホールド感で、重厚な見た目と安定性が同居。
- サイズ感はNimbusと比較して少しタイトな印象。

Nimbusと比較してやや重めですが、安定感は抜群です。26.5cmで片足約390gほど。
ASICS GEL-Nimbus 10.1
- ソール構造:デュアルEVA+GELインサート+TRUSSTIC® システムを採用しています。
- ツーリング構造:GEL-Kayano 14 のソール設計を流用し、軽快な構造です。
- 履き心地:ニュートラルな足運びに最適で、柔らかく包み込むようなクッション感です。
- 履いた印象:軽快で歩きやすく、普段履きから長時間の街歩きまで快適。
- サイズ感はKayanoよりゆったり。New balance 990v5と同じくらいのサイズの印象。

片足約360gで Kayano よりやや軽さを感じます。長時間履いても疲れにくいのが魅力。
「重厚感」と「軽快さ」の違いはどこから?
Kayano の重厚感の要因は、安定性重視の補強パーツ、硬めで高密度なソール、ボリュームあるシルエットにあります。
一方、Nimbus の軽快さは、クッション性重視の柔らかいソール、軽量素材、すっきりしたデザインが理由にあります。

見た目も機能性も、安定感を取るか、軽快さを取るか。ここが Kayano と Nimbus のどちらを選ぶかの最大のポイントです。
「.1」シリーズとしての進化
両モデルはクラシックなオリジナルデザインをベースにしつつ、最新のソール構造を取り入れることで進化を遂げています。
Gel-Kayano 12.1は、Kayano12をベースとしつつソールに Nimbus 17 の設計を流用し、安定性と快適性を現代的に強化したモデルです。
Nimbus 10.1は、Nimbus10をベースとしつつソールに Kayano 14 の設計を流用し、軽快で柔らかな履き心地にアップデートしたモデルとなっています。
スタイリングのヒント
ASICS GEL-Kayano 12.1


ドレープ感のあるワイドパンツ、モードなモノトーンコーデとの相性が抜群です。

重厚感があるので、下半身にボリュームを出すとバランス良し。
ASICS GEL-Nimbus 10.1


比較的どんなスタイルもフィットしますが、カーゴパンツやデニム、スウェットパンツなどカジュアルなボトムに似合います。

差し色が効いているので、シンプルな服装でも足元が映えるのが良き。
どんな人におすすめ?
ASICS GEL-Kayano 12.1

安定感やサポート力を重視したい人、重厚なスニーカーをスタイルに取り入れて外しに使いたい人にお勧め。
ASICS GEL-Nimbus 10.1

軽快さや履きやすさを優先する人、ストリートやカジュアルに自然に取り入れたい人に特にお勧めだが、万人受けするのはこちらだと思います。
まとめ

項目 | ASICS GEL-Kayano 12.1 | ASICS GEL-Nimbus 10.1 |
---|---|---|
デザイン | メタリックパーツ+流線型の未来的デザイン。ボリューム感が強い。 | ブラックベースに蛍光グリーンの差し色。軽快でスポーティー。 |
ソール構造 | FLUIDRIDE® フォーム+GEL クッション。安定性重視。 | デュアルEVA+GELインサート+TRUSSTIC®。軽快性重視。 |
重量(片足/26.5cm) | 約390g | 約360g |
履き心地 | 強いホールド感。プロネーションを防ぎ、長時間でも安定。 | 柔らかいクッションで軽快。街歩きや普段使いに快適。 |
おすすめの人 | 安定感を重視する人。モードやY2Kなど「重厚感あるスタイル」に合わせたい人。 | 軽快さや履きやすさを求める人。カジュアル・ストリートに自然に馴染ませたい人。 |
有名ブランドとのコラボが続き、最近最注目のブランドの一つであるASICSのなかでも、特に人気がある今回の2モデル。
「Kayano と Nimbus の違い」を理解することで、自分に合った一足を選びやすくなります。
シューズとしての背景も理解し、どう履きこなすか、この比較は押さえておきたいポイントです。

どっちも最高に格好良いけど、個人的には何も考えずに適当に履けるのはGEL-Nimbus10.1です。
それでは、また。
