実際の端末を所有していないため、本記事の画像はNothing社公式サイト(https://jp.nothing.tech/pages/phone-3a)から引用しています。
いよいよミドルレンジの本命のGoogle Pixel9aとNothing Phone(3a)が出揃いましたね。
PixelシリーズとNothing Phoneシリーズ両方使ったことがある私ですが、今回はNothing Phone(3a)を推します!
その理由について解説していきます。

Google Pixel9aとNothing Phone(3a)のスペック比較
Google Pixel9a | Nothing Phone(3a) | |
OS | Android 15 | Nothing OS 3.1(Android 15 ベース) |
SoC | Google Tensor G4 | Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3 |
メモリ | 8GB | 8GB / 12GB |
ストレージ | 128GB / 256GB | 128GB / 256GB |
ディスプレイ | 6.3インチ OLED(1080×2424) | 6.77インチ AMOLED(1080×2392) |
リフレッシュレート | 最大120Hzリフレッシュレート | 最大120Hzリフレッシュレート |
最大輝度 | 2,700Nit(ピーク) | 3,000Nit(ピーク) |
リアカメラ | 4800万画素 メイン 1300万画素 超広角 | 5000万画素 メイン 800万画素 超広角 5000万画素 2倍光学ズーム |
フロントカメラ | 1300万画素 超広角(F2.2) | 3200万画素 |
バッテリー | 5100mAh、23W有線充電、ワイヤレス充電対応 | 5000mAh、50W有線充電 |
サイズ・重量 | 154.7×73.3×8.9mm、185.9g | 約163.52×77.5×8.35mm、201g |
価格(公式サイト) | 128GB:79,900円 256GB:94,900円 | 8+128GB:54,800円 12+256GB:59,800円 |
その他 | IP68 Dual SIM(nanoSIM+eSIM) AI機能「Gemini Nano」搭載 おサイフケータイ OS・セキュリティアップデート7年間保証 | IP64 Dual SIM(nanoSIM+eSIM) Gryph Interface Essential Key Essential Space おサイフケータイ OSアップデート3世代 セキュリティアップデート6年間 |
単純なスペック表だとこんな感じです。ここからは、それぞれの点について考えていきます。
私目線での比較
デザイン:Nothing Phone(3a)が魅力的!

完全に私の主観です。
Nothing Phone(3a)は他にはないオリジナリティ溢れるデザイン。Glyph Interfaceは廉価版のaシリーズだと上半分しか光らないです。が、それでもスケルトンの背面の美しさは唯一無二かなと思います!
日本国内では販売していないPhone(3a)Proのアシンメトリーなカメラ配置は更に好みですが、十分格好良いと思います。
一方Google Pixel9aですが、The 無難という感じ、、、。シンプルで悪目立ちせず間違いないデザインではありますが、所有欲が満たされるかというとそうでもないというのが印象。ただ、カメラバーをやめてカメラの出っ張りを最低限にしたのは英断。ただ、良くも悪くもカメラバーがPixelらしさではあったので、より無個性な仕上がりになってるという印象です。

Nothing Phone2を持っている感想として、PixelやiPhoneと比べると圧倒的にそれどこのスマホ?と聞かれる確率が高いです。所有欲が満たされます。
カメラ性能:画像処理も含めた総合的な優秀さはPixel9a、軽いズームならPhone(3a)
実機を持っているわけではないのでスペックと過去のシリーズを使った経験から簡単にレビューします。
基本的には、カメラの性能ならPixel9aが総合的に優れていると思います。Pixel9a自体は2眼カメラ&デジタルズームですが、やはりシリーズを通して画像処理が圧倒的に上手いです。
一方でPhone(3a)は3眼&2倍光学ズームに対応。デジタルズームはどうしても画質の劣化が大きいので、軽いズームの比較だけなら恐らくPhone(3a)の方が優れていると思います。
Nothing社のフォーラムも目を通していますが、画像処理の調整不足の声も結構多く、求めるレベル感によっては微妙という判断になるかもです。
ただ、直近でPhone(2)を使っている立場から言うと、Nothing社のシリーズも写真は十分高品質なので、そこまで写真の質だけでどちらにするか判断するほどではないと思います。




ご参考で、↑はPhone(2)で撮影した写真の一例です。

映えるような派手な色味が出やすいのがNothing Phoneシリーズ、実際の色味に近いリアルな質感がPixelシリーズという印象です。
バッテリー、充電:人によるけど、私はPhone(3a)
ここは結構明確に判断が分かれるところと思います。
何故かというと、Pixel9aは急速充電が最大23Wの急速充電に対応(大体30分で50%充電可能)で更にワイヤレス充電に対応している一方、Phone(3a)は50Wの急速充電に対応(20分で50%充電可能)でワイヤレス充電に非対応となっています。
私は寝るときに充電を忘れた際など、急速充電に救われたシーンが結構あり、且つワイヤレス充電は使っていないためPhone(3a)を推したいところですが、日々ワイヤレス充電を使っているような方の場合、そこだけでPhone(3a)が選択肢から外れるのかもしれません。
ゲーミング性能:重いゲームを高画質でやりたいならPixel9a
Pixel9aはAnTuTu:110万点前後、Phone(3a)は78万前後という情報があるので、重いゲームをやりたいならPixel9aを選ぶ方が後悔しないと思います!
ただ、私が現在使っているPhone(2)もAnTuTuは110万点前後です。ただ重いゲームは時間経過とともにカクつきます。ドルフロ2の高画質なムービーでカクつくとやっぱりちょっと悲しい、、、。
なので比較という意味ではPixel9aなのですが、重いゲームを最高画質で不満なく楽しみたいのであれば、大人しくハイエンドスマートフォンを買うのが一番幸せになれると思います。

比較しておいてなんですが、ゲーマーの私はPhone3が出るのを期待して待ち続けると思います、、、。

↑は私がPhone(3a)の購入を断念した記事です。

ご参考までに、私のPhone(2)のベンチマークテスト結果。
その他の特徴的な機能の比較
Phone(3a)
◇Gryph Interface
シンプルに格好いい!!では便利に使えているかというと使えていないけれど、浪漫で優勝です。無駄に画面を下にしてテーブルに置いちゃいます。置くとキラッと光るのが男心をくすぐるよね。
実用的という意味では、テーブルに置いておいても何か通知がある時に光ってくれるので、通知に気が付きやすいというのはあります。
◇Essential Key/Space
これが未知数すぎて評価できない、、、電源ボタンと誤操作しやすいというレビューはあるけれど、まだこんな便利に使えています!というレビューは見たことないです。
ただ、ネットを見ていて気になることをキャプチャ、リマインドに使うという新しい体験ができる可能性はあり、今後に期待。
ただ、将来的に有料になるかも?という情報もあり。有料なら使わない、という判断をするユーザーも多いだろうから、このEssential Keyの機能変更(再マッピング)は現時点できなさそうなのがデメリット。
◇Nothing OS
ドット文字や独自のウィジェットに定評があります。私はめちゃくちゃ好みに刺さっていますが、ここは人によるのかもです。

バラバラの色味になりがちなアプリを統一感のあるデザインに見た目を自動変更してくれます。


WallPaper Studioはテーマとスタイルを選択することで、AIを使って様々なオリジナル壁紙を作ってくれます。これは地味に楽しくて、無限に作成し続けちゃう感じでお気に入りの機能です。
Pixel9a
◇囲って検索、画像生成のPixel StudioアプリなどのAI機能
Gemini LiveとかはPixel以外のスマホでも使えます。囲って検索もPhone(2)がOSアップデートした際に使えるようになっています。
音声消しゴムマジックとかはPixel9a独自の機能ですね、あまり使う場面がなさそうだけど、、、。また、これは非常に残念な点で、ボイスレコーダー機能を使った自動文字起こしはできるけど、要約はPixel9aのGemini nanoだと対応していないよう。
購入する側としては、PixelのAI機能の何が対応していて、何が対応していないのかが分かりにくいのが難点な気がします。
◇通話スクリーニング
これはPixel6aを使っていた時に画期的だと思った機能です!陰キャの私としては、知らない番号からの電話は安易に出たくない。そういうときに、この機能を使って相手側に名乗らせて、知っていれば出る、知らないし出たくないならスクリーニングで切らせる、ができるのが最高に便利でした!
この機能は正直もう一度使いたいなと思っています。
価格
もはやPixelはコスパお化けのスマートフォンではなくなってしまいましたね、、、。5a、6aとシリーズを使ってきた私としてはちょっと残念。最安の構成でも79,900円となります。
一方、Phone(3a)は最安の構成(8+128GB)で54,800円。更に12+256GBでも59,800円と5,000円しか違わないのは偉すぎる。

どう考えても5,000円差は安いので、Phone(3a)を買うならこっちを買いましょう。
まとめ:どちらも素晴らしいミドルレンジスマホだけど、私が買うならPhone(3a)
正直、どちらを買っても普段使いには全く後悔しないです。両シリーズ使ってきたけど、Pixelシリーズはとにかく安定しているし、最新のAndroid OSを最速で使い続けられるのが魅力。対して、Phoneシリーズは独自のNothing OSのアップデートが楽しみだし、Nothingという会社やOSを一緒に育てているような感覚を持てる(フォーラムとかで日々ユーザー同士でも議論がされている)。
色々と整理をしてきたけど、最新のAndroid OSを誰よりも早く使いたい!とか、重めのゲームを高画質でやりたい!という方ならPixel9aを買うべきで、独自でおしゃれなNothing OSを使ってみたい!とか、背面のスケルトンのデザインが格好良い!とか人と違うスマホを持ちたい!という方ならPhone(3a)を使うべし、というのが私の結論です。
私はどちらかというと皆が使っているモノは使いたくない、という思考の持ち主なので(iPhoneとかね)、Phone(3a)をお勧めしたいと思います。
ただ、私は最高画質でサクサクゲームをしたいので、結局Phone(3)を待ちます(多分)。
それでは、また。