はじめに
毎朝の身だしなみ、アイロンをわざわざ使うのは面倒だけど、シワのあるシャツでは出かけたくない――。そんな方におすすめしたいのが衣類スチーマーです。
今回レビューするのは、話題の吸着式衣類スチーマー「Morus V3」。応援購入サイト「Makuake」では、前作が衣類スチーマー歴代1位の支援額を記録した注目の製品です。

私自身、日立製の衣類スチーマーを日常的に使ってきましたが、今回ありがたいことにMorus V3のサンプルを提供いただいたので、徹底的に使用感をレビューをしていきます。


同梱物

本体、クイックガイド、毛取り/香り付け用アタッチメント、香り付け用セラミックパッドが含まれていました。
サンプル提供のため、実際の同梱物は異なる可能性があります。Makuakeでは応援購入の種類によって同梱される内容が異なるようです。
「Morus V3」ってどんな製品?特徴を3つに絞って解説

公式ページの詳細スペックはMakuakeの製品ページをご覧ください。
ここでは、私が実際に使ってみて感じた特徴を3つに絞って紹介します。
- これまでにない「吸着式」衣類スチーマー
- アロマオイルや香水の香りを服に付けれるフレグランス機能
- 大容量タンクで最大30分の連続噴射
吸着式で片手でもシワ伸ばしができる
これがMorus V3の最大の特徴で、私が最も気になっていた機能です。

従来のスチーマーは片手でスチームを当て、もう片手で衣類を引っ張る必要がありました。しかし、Morus V3はスチーマーが衣類に吸着する構造で、片手で操作可能。これが非常に画期的です。
特にシャツの裾や袖口など、これまで苦戦していた部分が驚くほどスムーズにスチームできます。
フレグランス機能でお気に入りの香りをまとえる

これも新しいユニークな取り組みだと思います。
Morus V3には、香水やアロマオイルをスチームに乗せて衣類に香りを付けるフレグランス機能が搭載されています。
私はLUSHの「DIRTY」やMaison Margielaの「Lazy Sunday Morning」で試しましたが、残念ながら香りはほとんど付きませんでした。ただし、アロマオイルなら結果は少し変わってくるかも。
柔軟剤の香りが苦手な方には嬉しい代替手段となるかもしれません。
大容量タンクで30分連続使用が可能

大容量の水タンクは最大30分間の連続噴射が可能。これが非常にありがたいポイントです。
私のように週末にまとめてシャツ4〜5枚を一気にスチームがけしたい人にとって、給水の手間が少ないのは大きなメリットです。
Morus V3の使い方をレビュー|シワ取りの実力を検証
既に衣類スチーマーは使用経験があるため、違和感なく使うことができました。以下の衣類で使用しています。
- シャツ(コットン)×4枚
- シャツ(ウール×シルク)×1枚
- シャツ(ウール)×1枚
- パンツ(ウール)×1枚
給水と起動

タンクを取り外して水を入れ、電源に接続するだけで自動的に予熱がスタート。約30秒で準備完了。簡単でスピーディーです。
使用中の操作性と効果

このスイッチで吸着機能のオンオフを選択することができます。
Morus V3に限らずですが、衣類スチーマーはゆっくりと動かすことがきれいにシワを取るコツです!丁寧にスチームを当てていきます。
吸着機能の音量は大きめ。掃除機くらいの音量なので、夜間に使う場合は少し注意が必要かなと思います(動画のミュートを解除して確認できます)。
とにかく裾が楽に仕上がるのが最大の魅力。従来は火傷しそうになりながら裾を手で持ち上げていましたが、その必要がないだけでも大きな進化です。


左が使用前、右が使用後です。なお、右の使用後については、写真左半分にMorus V3で、右半分に日立の衣類スチーマーを使いました。
使用後の右半分はポケットやボタンがあるので難易度が高いとはいえ、少しシワが残ってますね。吸着機能は素直に使いやすかったです。
注意点として、生地が弛んでいると折れ曲がった状態で吸着されて折りシワになることがありました。弛みがない状態に左手で軽くコントロールしてあげると綺麗に仕上がります。


洗いざらしで雰囲気があるCOMOLIのシャツも、かるーく衣類スチーマーをかけた方が綺麗に着れます。左が使用前、右が使用後。


ウールシャツのメンテナンスにも衣類スチーマーは最高です。着用後に毎回洗うものでもないので、着用シワとにおい除去のためにスチームをかけていきます。
ウールは繊細な生地なので、吸着機能は使わずに少し生地から離してスチームだけを当てていきます。

ウールパンツも同様です。パンツは座りジワが避けられませんが、スチームを当てると綺麗にシワを取ることが出来ます。
使用後の片付け

給水口と、その横にある小さな排水口両方から水を捨てていきます。水タンクには凹凸があるのですが、この排水口があるお陰で残らず水を捨てきることが出来ます。
使用後はスチームを出し切り、本体が冷めたらタンクを戻せばOKです。
実際に使って感じた「良い点・気になった点」
今まで使っていた衣類スチーマーと比較して、良い点と気になった点をまとめます。
- 吸着機能はすごく使いやすい(特に従来使いにくかった裾周りがとても取り回しやすい)
- 連続使用時間が長いのでまとめて複数枚に使えるのは便利!
- スチーム量も十分でシワ取りの機能は申し分ない
- 重くて腕が疲れる・・・
- フレグランス機能は効果を感じない
- アイロン機能が無い
良い点は使用感のレビューで書いているので、気になった点を補足します。
重くて腕が疲れる・・・
今まで使っていた日立の衣類スチーマーは本体690g、対してMorus V3は本体が850gあります。更に、給水タンクが大容量であるのが裏目で、たくさん水を入れると重い・・・。
対策として、服を低い場所(ドアノブとか)に掛けると、腕を上に伸ばさない分、だいぶ楽になりました。
フレグランス機能は効果を感じない
LUSHのDIRTY、マルジェラのレイジーサンデーモーニングで試してみましたが、香水の匂いは服に移りませんでした・・・。
アロマオイルの原液だったり、香水の種類に依っては違うのかもしれませんが、私の使用環境においては効果を感じなかったです。
アイロン機能が無い

私が使っている日立の衣類スチーマーには、小さいながらアイロンが付いています。
小さくてアイロンとしては正直使いにくいので特に困るわけではないのですが、一応記載しておきます。
Morus V3はこんな方におすすめ
長年に亘り衣類スチーマーを使っている私の評価として、Morus V3を買うべきなのは以下に該当する方です。
- 初めて衣類スチーマーを購入する方
- シャツの裾など、従来製品に不満がある方
- 忙しい朝に短時間で身だしなみを整えたい方
- 小型・軽量を最優先したい方
- アイロン並みの仕上がりを求める方
まとめ:衣類スチーマーの“次世代モデル”として高評価。1台目に最適!

吸着式という新しいアプローチで、衣類スチーマーの使いにくさを見事に解決したMorus V3。私自身、これまでの製品に不満を持っていた点が大きく改善され、「次もこれを使いたい」と思わせる完成度でした。
特にこれから衣類スチーマーを使い始める方にとっては、間違いなく“アリ”な選択肢です。
それでは、また。

