地方企業から30半ばで一発逆転IT外資企業に転職した話

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皆さんこんにちは、Masaです。

今日は自己紹介も兼ねて、私の会社員としてのこれまでのキャリアについてご紹介できればと思います。

ただの自己紹介ではあれなので、この記事を読んでいただいた方には以下のことがお持ち帰りいただける構成にします。

この記事でお伝えできること

自分のキャリアは今のままで良いのか?と悩むのは会社員であれば誰もが通る道だと思います。少しでもそんな皆さんへのご参考になればと思います。

Masa

文書のみ&長めになります。ご興味ある方だけ読んでいただければよいか、という気持ちで書いてみます。

目次

私のこれまでのキャリア

学生時代

正直普通の学生過ぎてあまり書くことがないですが、こんな人だよという意味も兼ねて書きます。

一般的な田舎の家庭に生まれ、平均的な高校に通い、いわゆるMARCHと呼ばれる大学のどこかに入り、地元の企業に就職しました。

外資の同僚を見ると、確かに華々しい経歴の方もすごく多いです。東大京大だったり、帰国子女だったり、学生時代に留学していたり、トリリンガルの外国人だったりに囲まれています。

一方で私は、ごくごく平凡な家庭で平均的な暮らしをしてきました。何なら早くに父親を亡くしたので、苦労してた方かもしれません。

地元の企業に就職(営業時代)

大学の成績も極めて平凡でしたし、片親ということもあり東京での就職は断念し、実家から通える地元の企業への就職を決めました。この企業は地元では大手で、家族親類にはとても喜ばれたことを覚えています。

結果として、この会社には10年以上勤め続けることになりました。

ここでは、キャリアの前半は営業として働いていました。大半の営業成績も平凡なものでしたが、後半の2年くらいは、特定の商材を売ることが得意で、その商材に限り成績は上の下くらいになっていました。

Masa

この特定の商材の販売実績が評価され、本部に異動することになったのが、まず一つ目のターニングポイントとなります。

地元の企業に就職(本部時代)

本部では、この特定の商材を売るための企画業務に従事することとなります。この時は転職など全く考えておらず、何とかここで生き残ろうと模索し続けていました。

田舎の古い体質の企業で生き残るために私が見出した道が、デジタルマーケティングのスキルを身に着けることでした。

自腹で勉強し、資格も取得したりしながら、ホームページの管理、マーケティングオートメーションの導入、WEB広告の運用など、新しく自分発で始めること、任せられることを増やしていきました。

この資格取得とその後任されたこれらの業務が、転職を実現するための2つ目のターニングポイントになります。

Masa

コンサル、クラウドベンダー、広告代理店など、さまざまな方々と一緒に仕事をする機会が増え、結果としてそのお付き合いがあった1社に転職することとなりました。

大手外資ITベンダー時代

専門的な知識を求められる業界に長く勤めた、かつデジタルマーケティングの知見がある、という2つが噛み合い、大手外資ITベンダーに勤めることとなります。

Masa

この企業には3年ほど勤めましたが、本当に地獄のような日々でした笑

皆さんが想像する通りだと思いますが、大手の外資企業は給与、福利厚生はめちゃくちゃ恵まれています。

給料も地元の企業に勤めていた時代よりも上がりました。外資の給料は「OTE(On-Target Earnings)」という年収の考え方が基本になっています。年間の目標が設定され、それに到達した場合(On-Target)いくら稼げるかという想定年収が設定され、雇用契約にもその金額が記載されます。

基本的に営業だとベース(基本給)が6割、インセンティブ(成果報酬)が4割というのが一般的な気がします。私の場合、当時このベースが前職の年収と同じくらいだったと記憶しています。

長くなったので読みたい人だけ広げて読んでください

つまり、全く働かずに寝ていてもベースの給与だけで前職の年収を超えられるという夢のような暮らし!、、、には当然なりません。

一応就業時間は決まっていますが、必ずしもその通りに働く必要はありませんし、時間外給与という概念もありません。

自分の役割さえ果たしていれば、昼まで寝ていようが、午後はパチンコに行こうが、特に問題はありません。自分の役割さえ果たしていれば、、、。

ご想像の通り、外資の営業は営業成績で死ぬほど詰められます。

WEB会議なら移動時間が不要なので、トイレに行く時間すらないほど常にスケジュールは埋められていました(インサイドセールスという内勤の部隊がじゃんじゃんアポを入れてきます)。

日中はお客さまとのミーティング、朝一と夕方は社内のミーティング、深夜から翌日の資料を作り始める、という毎日でした(その頃は子供を寝かしつけてから翌朝?3時くらいまで仕事をしているのもザラでした)。

3年後に転職し今に至る

その働き方に限界を感じ、縁あって別の日本法人設立後間もない外資IT企業に転職をし、現在に至っています。

転職をすべきかどうか、という話

私も30半ばで人生初の転職をしましたが、かなり思い切った決断だったと思っています。

地元の企業でも有り難いことにそこそこ早く出世させていただき、年収もそれなりに貰っていたため、続けていればまぁ安泰な暮らしだったとは思います。

ただ、私の場合は以下のようなことを考えて転職をしました。

私が転職を決断した理由

外資にいるとめちゃくちゃ皆さん転職しています。ただ、皆さんに共通しているのは「自分に自信を持っていて、ポジティブな転職をしている」ことが多いです。

「ポジティブな転職」の意味は、給与が上がる、確実に自分のキャリアにとってプラスになる、ということです。

給与はわかりやすいですが、給与が下がってでも転職をする方は結構います。例えば、スタートアップや日本法人の新規立ち上げ人員として転職することで、立ち上げ期の経験をする(その後別の企業が日本法人を立ち上げる際にカントリーマネージャーを目指す)とかですね。

私が今までいろんな方を見てきて、以下のような方は転職が自分のキャリアにどう作用しそうか、冷静に検討いただいた方がよいかな、と思います。

まだ転職は早いかも?のパターン

どこでも良いから転職したい(キャリアプランの無い転職)

どこの企業もそうかもですが、外資は特に「キャリアプランをどう考えてうちを受けているのか?」を重視している気がします。

入社後のGapを避けるためというのもありますし、将来的にこうなりたいから、今御社でこのロールをやりたい!という説得力、熱量を測るという意味合いも強いかと思います。

私も一部採用に関わっていますが、中長期的なキャリアプランについて面接で説明できない場合、落としている、落とされているケースが多いです。

Masa

転職には人それぞれ事情はあれど、急いで逃げや妥協の転職をしたい、という状況であれば、キャリアプランをしっかり考えてから臨む方が、志望者も企業もお互いに幸せになれるかなと思っています。

志望先に対して自分がどんな価値を提供できるか明確に説明できない

中途採用の場合どこもそうだと思いますが、即戦力であることが求められます。

私がいた企業の場合、2週間程度の研修(といっても勝手に進めるEラーニングが多い)後、先輩や同僚のシャドーイングと並行し、自分で資料を準備しての営業に放り出されます。

今までのキャリアで散々学んできたんだから、商品の知識さえ身に着ければ営業くらいでできるでしょ?というスタンスです。

なので、何か大きな成果を前職で挙げた、だから御社でも即活躍できます!と言えるような成果があることが望ましいです(多少盛ってでも)。

また、基本的に営業であれば、自分が前職時代にいた業界向けの営業担当になることがほとんどだと思います。なので、この業界のCXOクラスとコネクションがあります!とかもプラスになるわけです。

Masa

上で書いたキャリアプランの話も関係しますが、この理由から特定の業界に特化したキャリアを積んでいくパターンが自然と多くなります。

前向きな転職をするためにすべきこと

私の経験を踏まえ、こういうことを意識しておくと転職するときに有利だよ、というポイントをお伝えします。

中長期的な転職を見据えたやっておくべきこと

3つ目だけ少し補足します。

基本的に外資の転職はホームページから申し込むケースは多くないです(少なくとも私の周りでは聞いたことがない)。基本、転職エージェントからこの会社どう?と声をかけられ、カジュアル面談から選考に進んでいきます。

私の場合は、1社目は転職先の方から誘われ(いわゆるリファラル採用というやつ)、2社目はエージェントからの紹介で転職しています。

そのため、今すぐ転職をするというタイミングでないなら、なおさらエージェントや、いつか転職したい先の関係者と繋がっておくことをお勧めします。

外資を受けたい場合は、LinkedInに登録しておいた方が絶対に良いです。自分の市場価値を正しく理解するのにも役立ちます。

私の場合、地元企業にいたときはLinkedInでほぼ声がかかりませんでしたが、1度目の転職をして以降は有り難いことに多数連絡をいただけます。

今でも、自分の市場価値を測る意味&中長期的なお付き合いとして、エージェントの方とは情報交換を続けています。

Masa

ちなみにリファラル採用は圧倒的に採用率が高いです。紹介する側も変な人は紹介しないという信頼関係から、相当下駄を履いてスタートできます。

ぶっちゃけ給料高いの?とか外資あるある

結論、日本法人の会社規模を問わず外資は給料高いです。ただ、当然その給料に見合うだけの働きが求められます。

また、生活も不安定です。インセンティブが入らないと想定していた年収にならないですし、ある日突然本社からクビを宣告される可能性も常にあります。

また、売上が立つとインセンティブが一気に数百万円とか振り込まれるので、金遣いが荒くなって宵越しの金は持たない、という人も多いです。

あと、外資に一度入ってしまうと、その後もずっと外資を転々とすることになります笑。

何故なら、基本的に外資の人達は転職を重ねることで年収を上げていきます(前職OTE1,500万円だから、うちに転職してくれたら2,000万円出します!的な)。

なので必然的に勤続年数は短くなるので、国内の企業には避けられがちという訳です。

それもあり、住宅ローンとかは通りにくくなる可能性があるので、先に借りておくのがお勧めですね。

外資の日本法人は資本金も小さいので、銀行的には零細企業に勤めている謎に年収高い人扱いになるぽい。

また、当然退職金のような制度もないので、ストックオプション・RSU・ESPPといった自社株を退職金代わりに考えている人が多い気がします。

Masa

他にも外資あるあるは山ほどあるので、ご興味ある方はXでDMください。

まとめ

私はいろいろな偶然と運が重なり、田舎の地元企業から転職を果たし、一気に自分のキャリアの選択肢が広げることができました。

私のように田舎で生まれ、田舎で就職したような人は、これまであまりチャンスを得る機会は少なかったと思います。

ただ、コロナ以降どこでも働くことができる世界になり、一気にそういう地方に埋もれていた人たちにもチャンスが与えられる世の中になったと思います。

自分できっかけを作り、チャンスを逃さずに掴む勇気があれば一気に見える世界が変わってくる可能性はあるので、諦めず、腐らず、いつか来るチャンスに備えて自分を磨いておく、外の人たちと繋がっておくことが大事だと振り返って思います。

転職を考えている皆さんにもそのチャンスが訪れ、それを見逃さないでいられることを切に願います。

それでは、また。

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