今回、ミドル〜フラグシップを検討中の人向けに、公式情報を中心にNothing Phone(3)とGoogle Pixel 10のスペック比較を整理しました。
私も最近はGoogle PixelとNothing Phoneシリーズしか購入しておらず、私以外にも両機種の違い、どちらを選ぶべきか気になっている方も多いと思います。

この記事では、以下の内容が分かるように構成しました。
- サイズ・重量・価格を含む公式スペック比較
- カメラ構成と作例
- ゲーム性能
- 独自機能(Nothingの「Glyph Matrix」、Googleの「Pixelsnap」など)
- どんな人にどちらが向くか、フラットに評価した結論




スペック比較
項目 | Nothing Phone (3) | Pixel 10(無印) |
---|---|---|
価格 | 124,800円から | 128,900円から |
サイズ | 162.03 × 75.08 × 8.46 mm | 152.8 × 72.0 × 8.6 mm |
重量 | 199 g | 204 g |
ディスプレイ | 約6.9型 LTPO OLED、1.5K(2800×1260)、最大120Hz、ピーク3000〜4500 nits | 6.3型 Actua OLED、1080×2424、120Hz、HDR 2000 nits/ピーク3000 nits |
プロセッサ | Snapdragon 8s Gen 4 | Google Tensor G5 |
メモリ/ストレージ | 12GB+256GB/16GB+512GB | 12GB+128/256GB |
背面カメラ | 50MP 広角+50MP 超広角+50MP 望遠(最大5倍ペリスコープ) | 48MP 広角+13MP 超広角+10.8MP 5倍望遠 |
前面カメラ | 50MP | 10.5MP(AF・95°) |
電池・充電 | 5150mAh、最大65W有線、15Wワイヤレス | 4970mAh、30W有線急速、Qi2ワイヤレス15W |
防塵・防水 | IP68 | IP68 |
通信 | Wi-Fi 7、デュアルSIM(eSIM対応) | Wi-Fi 6E、Bluetooth v6、デュアルeSIM |
OS/アップデート | Nothing OS3で発売、5年アップデート | Android 16で発売、最長7年アップデート |
独自機能 | Glyph Matrix(背面ドット表示)、Glyph Button、Essential Search | Pixelsnap(Qi2マグネット)、Gemini Live、Magic Cue、Camera Coach |
デザイン
Phone(3)
NothingはPhone (1/2)の「Glyph Interface」を廃し、Phone (3)で「Glyph Matrix」へ変更し、スケルトンの背面は継続しつつデザインが大幅に変わりました。
背面のドット表示で通知・アニメ・簡易ウィジェットを表現することで、情報量は明確に増えました。
一方、従来のGlyph Interfaceの廃止は賛否が分かれています。
Pixel 10
一方、Pixel 10は従来デザインを継承しつつ厚みを抑えたシンプルなデザイン。面白味はありませんが、6.3型筐体で扱いやすさを維持しています。
Qi2対応のPixelsnapでマグネット吸着アクセサリーにも対応しているのは好印象です。
カメラ比較:構成と作例の見どころ
ハード構成
Phone (3) は50MP×3(広角/超広角/5倍ペリスコープ)とハード面はとても充実しています。
インカメも50MPと自撮り用途にも優秀なスペック。
Pixel 10 は48MP広角+13MP超広角+10.8MP 5倍望遠となっており、単純なカメラのハード面スペックはPhone(3)に明確に劣ります。
ソフト・AIの違い
Nothingは撮って出しの色味やディテールで勝負する設計。
画像処理には前シリーズから課題があり、コミュニティでもイマイチという声が結構あります。
被写体認識や夜景合成などAI依存で「失敗写真を救う」機能はPixel 10が強いです。
Pixel 10はCamera CoachやBest Take、Zoom Enhanceといった編集・ガイド機能も充実しています。
作例
Phone (3)
Pixel 10
ゲーム性能
Phone (3)
- Geekbench 6 CPU: シングル約2,165/マルチ約6,930
- AnTuTu 10で2,160,544
他社フラグシップには劣るものの、重めのゲームも十分に対応できるスペックです。
Pixel 10
まだベンチスコアは情報がありませんでしたが、前世代のPixel 9のベンチスコアはGeekbench 6でシングルコア1,832、マルチコア4,579。AnTuTu 10は1,291,119でした。
Snapdragonには劣るスコアとなることが予想されます。



正式なベンチマークスコアが出てから結論とはなりますが、ゲーム性能観点ではあまりお勧めできない、という結論になりそう。
独自機能の違い
Phone(3)
- Glyph Matrix(背面ドット表示)
- Glyph Button(側面ボタンでGlyph Matrixのパターンが起動)
- Essential Space
Pixel 10
・Camera Coach(撮影ガイド)
・Magic Cue
- Pixelsnap(Qi2マグネット充電/アクセ対応)
- Gemini Live
バッテリー・充電
Phone (3)
5150mAh、65W有線急速、15Wワイヤレス
急速充電の機能を優先するならPhone(3)が優勢です。
Pixel 10
約4970mAh、30W有線急速、Qi2ワイヤレス15W
マグネット吸着アクセサリーが対応してる点はPixel 10が優れていますね。
どっちを選ぶべきか?
Nothing Phone (3) が刺さる人
- 望遠含む50MP×3のカメラのハード性能重視
- 長時間3Dゲームで発熱・持久を安定させたい
- 背面表示(Glyph Matrix)やデザイン重視
Pixel 10(無印)が刺さる人
- AI支援(撮影・編集・日常タスク)まで含めた体験重視
- Qi2マグネットアクセ対応
- 7年アップデートの長期サポート重視
私の結論
価格はPhone(3)が124,800円から、Pixel 10が128,900円からとほぼ同価格帯。
デザインとゲーム性能ならNothing Phone(3)、最新のandroid機能、特にAIを中心とした体験を重視するならPixelというのがベースかなと思います。
カメラ性能で言うと、望遠機能を重視するならPhone(3)、処理能力の優秀さならPixel 10が候補となるでしょう。



私はこの2機種ならPhone(3)をお勧めしたいと思います。




それでは、また。