セイルチェアを2か月使ってわかった本音レビュー|前傾姿勢・アーム調整・リクライニングの実力とは?

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長時間のPC作業をしていると、椅子で腰や肩が辛くなりませんか?

長時間座る作業が増えた今、「どんな椅子を選ぶべきか」は多くの人の悩みになっています。私も自宅での在宅ワークが多く、1日のほとんどを1.5畳の狭い書斎で過ごしており、腰痛が課題でした。

本記事では、そんな筆者がハーマンミラーの「セイルチェア」をフルアジャスタブルアーム付きモデルで2ヶ月使い、前傾チルトや多彩な調整ギミックを徹底レビューします。

在宅ワーク中心且つ年間500万円超の浪費家である筆者が、「本当に仕事効率や快適さが向上するのか?」を試しました。

結論として、ミニマルさと高機能性を両立し、集中作業に秀でていてとても満足できる逸品でした!

本記事では、セイルチェアの魅力を写真や体験とともに解説します!


目次

セイルチェアとは?デザインと特徴

セイルチェアを後ろから見た写真

セイルチェアは、アメリカの有名家具メーカー「ハーマンミラー」が展開するエルゴノミクスチェアです。
エルゴノミクスチェアとは「人間工学に基づいて設計された椅子」のことで、長時間座っても身体に負担が少なく快適な作業環境を実現します。

背もたれの「Yタワー構造」と通気性の良いメッシュ素材が特徴で、見た目も非常にスタイリッシュ。
書斎やオフィスのどんなインテリアにも自然に馴染むミニマルなデザインが魅力です。

主な機能
  • 前傾チルト対応
  • アームレストの高さ・角度・前後・左右の調整(標準仕様モデルは高さ調整のみ)
  • リクライニングテンション&上限角度の調整
  • 座面奥行き調整

前傾チルト機能が作業効率アップに効果的

左の写真が前傾チルト機能を使用した状態、右が通常の状態です。

通常の椅子だと、前に身体を傾けると背もたれと腰の間に隙間ができて猫背になりがちですが、この機能を使うと前傾姿勢でも背中と腰をしっかり支えてくれます。

私は主にキーボード入力や契約書レビュー、パワーポイントの細かい作業時に前傾チルトを使っています。集中力が高まり、長時間の作業でも疲れにくいのが大きなメリットです。

ただし、多画面を使ったマルチタスク作業や長時間資料を眺める時は、通常のリクライニング姿勢に切り替えることもあります。

フルアジャスタブルアームの可動範囲

セイルチェアのフルアジャスタブルアームモデルは、アームレストの調整幅が非常に広いのが特徴です。

調整できる部分
  • 高さ(上下)の調整
  • 前後スライドの調整
  • 内外の角度調整
  • 左右の幅の調整

これにより、自分の体格やデスクの高さに合わせて肘の位置を最適化でき、肩や首の疲労を大幅に軽減できます。

特に長時間タイピングをする人には、アームレストの最適ポジションが疲労軽減に直結するので、フルアジャスタブルアーム仕様がおすすめです。

高さ(上下)の調整

最も高さを下げた場合と上げた場合の比較です。デスクの高さと比較していただけると分かりやすいと思います。私は最大近くまで上げて腕全体をアームレストに載せた状態でタイピングをしています。

今まではパームレストをキーボードの手前に置かないとタイピングが辛かったのですが、今はこのアームレストの高さもあり、パームレスト無しで作業しています。

高さ調整はフルアジャスタブルモデル以外も使えます。

前後スライドの調整

一番手前の状態と、最も前に出した状態。3から4cmくらい動くと思います。

デスクの高さや椅子との距離に応じてアームレストの最適なポジションも変わってくるので、この数センチの可動域が結構重要。

内外の角度調整

3段階の調整が可能です。写真は一番内側に寄せたものと、外側に開いたもの。タイピングをするときは内側に寄せた状態で腕全体をアームレストに置くのが最も打ちやすいですね。

左右の幅調整

これは正直写真であまり伝わらないので省略。体のサイズに応じて最適な肘のポジションは当然変わってくるわけなので、この調整は地味にありがたい。

私は小柄なので、基本的に内側に寄せた状態(幅が狭い状態)が最適なポジションになります。

なお、標準仕様のモデルの方は、アームレスト自体がコンパクトなので、体のサイズに依っては使いにくいかも。

Masa

とはいえ、デザインの観点でいうと、アームレストがコンパクトな方がミニマルな外観にもマッチしているので、見た目重視であれば標準仕様を買うのも全然あり。

リクライニング調整

セイルチェアのリクライニング調整機能の写真

セイルチェアは、リクライニングの硬さ後傾角度の上限も調整ができるようになっています。

リクライニングもガス圧でスムーズに動きます。私はリクライニングは柔らかめ、後傾角度も深めが好みです(作業の途中で座りながら伸びをしたりするので)。

調整自体は写真のグレーのハンドル?で調整が簡単にできます。なお、前傾チルト機能もこのハンドルで操作します。

座面奥行き調整

セイルチェアの座面自体は比較的コンパクトかもしれません。ただ、写真のとおり座面の奥行きもかなり調整できるので、体格(足の長さとか)に応じて調整できるのはかなり大きいメリット!

座面が広いと膝裏を座面が圧迫して、段々足が痛くなるようなことがありますが、この点セイルチェアは座面の調整でどんな体型でもある程度カバーが可能です。

Masa

ちなみにセイルチェアの座面が汚れるのは絶対避けたいので、この座面カバーを着けています。

使用してわかったメリットとデメリット

良かった点

部屋のインテリアに馴染むミニマルなデザイン

正直ここに惹かれたのが購入動機であり、購入後の今も最も満足している点です。

セイルチェアとデスクのインテリア調和の写真

ヘッドレストも無いシンプルなデザイン、且つ背面がメッシュデザインなので、我が家の書斎のような狭い環境でも圧迫感がありません。

北欧風?を目指している我が家の書斎にも自然に溶け込んでいると思います。

前傾姿勢での作業が楽、且つ集中できる

この前傾チルト機能は本当に使ってみて良かった機能です!

想像以上に作業が楽になりますし、普段猫背で姿勢が悪いので、矯正されている実感があります。

アームレストの調整がかなり柔軟にできる

前述のとおり、かなり可動域が広い!

私としては、折角買うならフルアジャスタブルアーム仕様のセイルチェアをめちゃくちゃお勧めします!

アーロンチェアと比較して価格もリーズナブル

機能としてもデザイン性としても非常に優れているセイルチェアですが、アーロンチェアの約半分の価格で購入が可能です(10万から15万円くらい)。

当然セイルチェアと同じくらいのスペックで安い椅子はいくらでもあるのですが、この唯一無二のデザインと、所有することの喜び、満足感はセイルチェアならではです。

惜しい点

背面メッシュは少し硬いと感じるかも

セイルチェアの背もたれは樹脂製のフレームにメッシュ素材が張られています。通気性は抜群で背中が蒸れないのは超メリットなのですが、人によっては少し硬めに感じるかも。

特にこれまで使っていた椅子の背もたれがファブリック生地とかのクッション性が高いものを使ってた方は違和感があるかもしれません。

ただ、私の場合は以前使っていた椅子が合皮で硬い仕様だったので、特段違和感はありませんでした。

背面メッシュにホコリが溜まるらしい

これは私がまだ1か月程度の使用なのであまり感じていない部分です。

ただ、購入前に色んな方々のレビューを見た限りでは、多くの方がこれは気になっている模様。

軋み音が気になるときがある

これが一番の残念ポイント。ハーマンミラーの安価なモデルとはいえ、10万円超の椅子なので、ちょっと気になりますね。

背もたれにもたれ掛かったとき、リクライニングをしたときに軋み音がします。

ネジ締めなどによって解決するケースもあるようなので、これはどこかのタイミングでトライしてみたいと思います。

リクライニングを倒した状態で維持できない

私にとっては特にマイナスポイントではないのですが、注意点として記載しておきます。

ゲーミングチェアやヘッドレストのあるようなチェアの場合、結構な確率でリクライニングを倒した状態にキープできる機能があると思いますが、セイルチェアはこの機能がありません。

あくまでデスクチェアなので私は不要な機能ですが、リクライニングを倒して少し休憩したい、というようなユースケースが想定される方々は注意してください。

Masa

ただ、私ならそういう使い方をするくらいならベッドに倒れ込んで仮眠しますが、、、。

まとめ|セイルチェアはこんな人におすすめ!

セイルチェアとデスクのインテリア写真

🎯 長時間のデスクワークや在宅勤務が多い
🎯 前傾姿勢での作業が多い
🎯 普段の姿勢が猫背になりがち
🎯 ミニマルでインテリアになじむデザイン性の高さと高機能を両立したい

上記に当てはまる方には、セイルチェアが非常にお勧めです!!

それでは、また。

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